menu
ホーム施設見学レポート > アズハイム神宮の杜

<施設見学レポート>高齢者向け施設の見学レポート

介護付有料老人ホーム

アズハイム神宮の杜

外観

その人らしい暮らしを大切にするホーム

 「アズハイム神宮の杜」は、東京都新宿区若葉に2023年12月に開設された介護付有料老人ホームだ。株式会社アズパートナーズが運営する「アズハイム」シリーズの一つで、入居者一人ひとりのこれまでの暮らしや希望を大切にしながら、自立支援介護と介護DXを通じて、その人らしい生活を続けられるよう支援している。

  • 都心の利便性と緑に恵まれた住環境

    外観

     JR中央線・総武線、東京メトロ丸ノ内線・南北線「四ツ谷」駅から徒歩約9分で、都心の各方面からアクセスしやすく、ご家族も訪問しやすい立地にある。
     周辺には明治神宮外苑や迎賓館赤坂離宮などがあり、都心でありながら緑や四季の移ろいを身近に感じられる。新宿区若葉の落ち着いた住宅地に位置し、交通の利便性と穏やかな住環境を兼ね備えている。

    概略図 ケアデザイン作成

  • 安全に配慮した居室と開放感のある共用空間

    居室

    洗面

    トイレ

     居室は72室ですべて個室となっている。居室面積は約18㎡で、介護ベッド、トイレ、洗面台、収納、ナースコールなど、介護が必要な方の生活に配慮した設備を備えている。
     館内には、個浴室をはじめ、入居者の心身の状態に応じて利用できる複数の浴室がある。また、吹き抜けのある開放的なラウンジやダイニング、中庭、テラス、散策や歩行訓練にも利用できる屋上庭園など、入居者同士が交流したり、ご家族とゆっくり過ごしたりできる空間が整えられている。

    ラウンジ

    ラウンジ

    ダイニング

     ラウンジや各フロアでは、体操や映画鑑賞、音楽鑑賞、脳トレ、ボウリング、園芸など、日替わりのレクリエーションを実施している。さらに、オプションサービスとして、ジャズやクラシック、和太鼓、フラメンコ、紙切り芸、マジックショーなど、プロによるコンサートやイベントも定期的に開催され、日々の生活に楽しみや張り合いを持てるよう工夫されている。

    屋上庭園

    屋上庭園

    個浴

     食事はホーム内の厨房で調理され、栄養バランスに配慮した日々の献立に加え、おやつや季節感を取り入れたお楽しみ食も提供されている。アズハイムシリーズでは通常月1回のお楽しみ食を、本ホームでは月2回提供しており、季節感や行事を取り入れた特別なメニューを通じて、食事が毎日の楽しみとなるよう工夫している。
     また、ご家族の面会は24時間可能で、入居後も家族とのつながりを大切にできる環境が整えられている。

    食事(アズパートナーズ提供)

  • できることを大切にする自立支援介護とDXの活用

     アズハイム神宮の杜の大きな特徴は、自立支援介護と介護DXを組み合わせ、入居者一人ひとりの「望む暮らし」の実現を目指している点だ。入居初日から自立支援介護に取り組み、睡眠、食事・水分摂取、排泄、運動など、日々の生活を多角的に捉えている。入居者の身体状況や生活歴、本人の希望に応じて、「できること」を大切にしながら、身体機能や生活機能の維持・改善を支援している。その結果、要介護度が改善したり、おむつでの生活からトイレでの排泄へ移行したりする事例もある。また、医師や薬剤師と連携し、必要に応じて薬剤の見直しにも取り組んでいるという。
     全居室には、パラマウントベッドの睡眠計測センサー「眠りSCAN」を導入している。また、独自の介護業務効率システム「EGAO link®(エガオリンク)」を活用し、介護・看護記録や医療情報、「眠りSCAN」から得られる情報などをスタッフ間で一元的に管理・共有している。睡眠状況や日々の状態変化を多職種で把握しながら、一人ひとりに応じたケアの検討や見直しに生かしている。

    見守り画面(アズパートナーズ提供)

    EGAO link®(公式サイトより)

     こうしたシステムの活用によって業務を効率化し、そこで生まれた時間を入居者と向き合う時間に充てることで、きめ細やかな支援の充実につなげている。また、業務負担の軽減は働きやすい環境づくりにもつながっており、若いスタッフを含む人材の定着にもつながっているという。

    ※「眠りSCAN」は、身体に機器を装着することなく、ベッド上での体動から睡眠状態を把握できるセンサー。見守りシステムとの連携により、覚醒、起き上がり、離床などの状態も確認できる。

  • 日々の暮らしに取り入れるリハビリとレクリエーション

     アズハイムでは、すべてのホームに専門資格を持つ機能訓練指導員を配置し、入居者の身体状況や目標に応じた個別機能訓練を実施している。立ち上がりや歩行、食事、着替えなど、日常生活の動作を活用した「生活リハビリ」にも取り組み、普段の暮らしの中で身体機能や生活機能の維持・向上を目指している。
     さらに、オプションサービスとしてオンラインリハビリや、入居者の「行ってみたい」「やってみたい」という希望に応じて外出を支援する「探検隊」と呼ばれる外出レクリエーションも実施している。買い物や季節の名所への外出を通じて身体を動かし、生活意欲や社会参加につなげる取り組みで、入居者からも好評だという。
     視察時には、リハビリルームでトレーニングをする方やオンラインリハビリに参加する方など、入居者がそれぞれの身体状況や目標に合わせ、熱心に取り組んでいる様子が印象的だった。

    リハビリ機器

    探検隊(水族館/アズパートナーズ提供)

  • 安心して暮らし続けるための医療・介護体制

     介護スタッフに加え、日中常駐する看護スタッフ、機能訓練指導員などが連携し、入居者の日常生活や健康管理を支えている。また、入居者ごとに担当スタッフを定める「担当スタッフ制」を導入。日々の様子や会話を通じて、一人ひとりの希望や困りごとを把握し、多職種と共有しながら、その人が望む暮らしの実現に向けた支援につなげている。
     協力医療機関との連携体制も整えられ、必要に応じて受診や訪問診療につなげている。認知症の方の受け入れや看取りにも対応し、身体状況や介護度が変化した場合にも、可能な限り住み慣れたホームで生活を続けられるよう支援している。

  • まとめ

     アズハイム神宮の杜の入居者の平均年齢は約86歳、男女比は約3:7、平均介護度は約1.9である。比較的介護度の低い方が多く、近隣に住んでいた方や、子ども世帯が近隣に居住・勤務していることをきっかけに入居するケースも多いという。
     四ツ谷駅から徒歩約9分という利便性と、都心にありながら緑豊かな住環境を兼ね備え、自立支援介護を軸に、ご入居者一人ひとりの「望む暮らし」の実現を目指していることが、このホームの大きな特徴である。視察では、ホーム長をはじめスタッフ全員が理念を共有し、多職種が連携しながらケアの質の向上に取り組む姿勢が印象的だった。
     自立支援介護は、必要な介助を行いながらも、「できること」を大切にし、生活機能の維持・向上を目指すケアである。そのため、入居を検討する際には、自立支援介護の理念や具体的な取り組みについて理解し、ご本人やご家族の考え方に合ったホームかどうかを確認することが大切である。
     都心で暮らしながら、その人らしい生活を大切にしたい方や、自立支援介護・リハビリを重視したケアを求める方にとって、有力な選択肢の一つとなるだろう。

【施設概要】

住  所
東京都新宿区若葉1-22-4
最 寄 駅
JR中央線・総武線、東京メトロ丸ノ内線・南北線「四ツ谷」駅 徒歩約9分
種  別
介護付有料老人ホーム(特定施設入居者生活介護)
事業主体
株式会社アズパートナーズ
開  設
2023年12月
居 室 数
72室(全室個室)
居室面積
約18㎡
入居要件
要支援1~要介護5
入居一時金
0円~2,340万円
月額利用料
201,000円~591,000円 ※料金プランにより異なります。
詳細は公式サイトをご確認ください。
公式サイト
詳細については公式HPをご確認ください
https://as-heim.com/facility/jingunomori/

(2026年7月時点の公開情報および視察時のヒアリングをもとに作成)

※このレポートの情報には細心の注意を払っておりますが、内容の正確性を保証するものではありません。
また、このレポートはケアデザインが見学した施設の情報を簡易にまとめたものであり、 これをもって当方による推薦・紹介等を意図したものではありません。