menu
ホーム施設見学レポート > アイランドクラブ小谷流沢

<施設見学レポート>高齢者向け施設の見学レポート

アクティブシニアコミュニティ

アイランドクラブ小谷流沢

外観(事業者公式サイトより)

千葉・八街に「会員制のアクティブシニアタウン」

 千葉県八街市に「アクティブシニアコミュニティ アイランドクラブ小谷流沢」(以下、アイランドクラブ小谷流沢)が誕生した。
 本施設は近年、段階的に整備が進められてきたプロジェクトであり、2026年4月より入居募集を開始し、同年秋から本格的なコミュニティ形成が進められる予定である。

 本プロジェクトは、ユニマットアクティブシニアライフ(ユニマットグループ)が手掛けるもので、約150万坪におよぶ豊かな里山の自然環境を舞台に、これからの人生を自分らしく愉しむための新しいライフスタイルを提案している。
 アイランドクラブ小谷流沢のコンセプトは「ゴールデンエイジ70’s」。
 “ただ住まう”のではなく、“活動し、交流し、そして安心して暮らす”という、充実した日々を重ねるためのステージを象徴している。

  • 八街の自然と共に描く、共生のコミュニティ

     アイランドクラブ小谷流沢は、単なる居住施設の開発にとどまらず、「八街のまちづくり」という視点からも注目を集めている。
     これまで農業を基盤として発展してきた八街は、豊かな自然と広い土地を活かしながらも、人口減少や高齢化といった課題を抱えてきた。本施設は、こうした地域課題に向き合い、再生に寄与する存在として位置づけられている。
     里山の景観を活かした低層の建築群や、地元企業・農園との連携による地域共創の仕組みづくりなど、八街という土地の価値を未来へとつなぐ取り組みが随所に見られる。
     入居者が地元の文化や自然と関わりながら、地域そのものを楽しみ、支える存在となることを目指している点も特徴的だ。

  • 周辺環境・暮らしの設え

    千葉バーディクラブ
    (事業者公式サイト)

    小谷流温泉 森の湯
    (事業者公式サイト)

    小谷流の里 ドギーズアイランド

     周辺にはゴルフ場「千葉バーディクラブ」や温泉施設、ドギーズアイランドなどがあり、自然と触れ合う多様なアクティビティが日常の一部として組み込まれている。単なる住まいではなく、「暮らしを愉しむためのコミュニティ」として設計されており、入居者同士の交流を促すイベントやサークル活動も想定されている。
     ユニマットグループが手掛ける本プロジェクトには、CCRC(Continuing Care Retirement Community)の考え方が背景にある。元気なうちは自立した暮らしを楽しみながら、将来的に介護や支援が必要になった場合でも、グループ内や周辺施設と連携しながら生活を継続できる仕組みづくりを目指している。

     一方で、現時点では介護が必要となった場合には退去が前提となるため、“終の住処”としての位置づけとは異なる点には留意が必要である。

  • 緑に包まれた、穏やかな暮らしの空間

    ロビーラウンジ

    屋外プール

    ダイニング

    浴室

    ルーフトップテラス

    フィットネス

     アイランドクラブ小谷流沢の建物は、まわりの自然と調和するようにデザインされている。敷地の中には木々や草花がふんだんに植えられ、四季のうつろいを感じながら暮らせる環境が整っている。エントランスを抜けると、木の温もりに包まれた落ち着いたロビーが迎えてくれる。その先にはラウンジやカフェ、フィットネスやスパなど、入居者同士が自然に交流できる空間が点在している。なかでも、プールガーデン、スパエリアは、心身をリフレッシュできる空間として整備されていた。

     住まいは1Rから2LDKまでと幅広く、専有面積はおよそ28㎡から65㎡ほど。どの部屋にも広いバルコニーが設けられており、窓の外には里山の緑が広がる。ペットと一緒に暮らせる住戸もあり、動物たちとの穏やかな時間を楽しむことができる。さらに、グループ会社であるカッシーナの家具を配置した居室も用意されており、デザイン性や居住空間の質にもこだわりが感じられる。こうした設計からは、「自然とともに生きる」「自分らしく暮らす」という、このレジデンスが大切にしている暮らし方が伝わってくる。
     本施設は会員制のレジデンスとして提供されており、物件を所有するのではなく、サービス付きの住まいとして暮らすスタイルとなっている。そのため、自由な暮らしを楽しみながらも、必要なサポートを安心して受けられる。

  • 暮らしを豊かにするサービスとサポート

    リビング

    寝室

    キッチン

    浴室

    トイレ

    居室からの眺望

     アイランドクラブ小谷流沢では、入居者一人ひとりが自分らしい日常を安心して楽しめるよう、サービス体制が整えられている。コンシェルジュをはじめとしたスタッフが常駐し、暮らしの相談や各種手配、来客対応など、日常の細やかなサポートに対応。清掃やメンテナンスも含め、居住者が生活の煩わしさから解放され、心の余裕を持って日々を過ごせる環境が整備されている。
     食のシーンにも、こだわりと豊かさが感じられる。敷地内のダイニングでは、地元の旬の食材を生かしたメニューが提供され、健康的でありながら味わい深い料理が楽しめる。季節の移ろいを感じる献立や、特別な日を彩るコースディナーなど、食を楽しめる環境も特徴の一つとなっている。

     ウェルネスの分野では、フィットネスやスパ、プールガーデン、ウォーキングコースなど、心身を整えるための空間が充実している。トレーナーやインストラクターによるプログラムも用意され、日々のコンディションを保ちながら、ゆるやかに体を動かす習慣を支えている。
     ここでの暮らしは、サポートされることに重きを置くのではなく、“自らの時間を大切にし、人生を愉しむための基盤”としてのサービスが提供されている。日常生活の質を高めながら、自分らしい時間を穏やかに過ごせる環境が整えられている点も、本施設の特徴といえる。

  • まとめ

     本施設は構想から一定の期間を経て整備が進められてきたプロジェクトであり、これまでにない会員制という形態の実現に至るまでには、段階的な検討と見直しが重ねられてきた経緯がある。
     全体として「アイランドクラブ小谷流沢」は、従来のシニア住宅とは異なる、アクティブシニアの新たな居住スタイルを提案する施設という印象を受けた。自然と共に暮らすこと、同世代との交流を楽しむこと、そして将来の安心を見据えることを一つのライフデザインとして提案している点が特徴的である。特に、都会での生活に一区切りをつけ、ゆとりと活動のバランスを求める層に対しては、有力な選択肢の一つとなり得ると感じた。
     一方で、本施設は会員制の仕組みを採用しており、入会対象は原則79歳未満、入居期間は85歳の誕生日前日までとされている。また、将来的に介護が必要となった場合には退去が前提となる点には留意が必要である。
     入居開始予定は今年の秋からとのことで、今後の運営やコミュニティ形成についてはこれからの部分もあるが、これまでにない新しいコンセプトの施設であることから、今後の動向に注目していきたい。

【施設概要】

住  所
千葉県八街市小谷流
最 寄 駅
東関道 佐倉ICより12km、
千葉東金道 山田ICより7km、
JR 八街駅からタクシーで約15分
運営主体
株式会社ユニマットアクティブシニアライフ
入居要件
入居時自立、入会時年齢
(男性65歳~79歳未満、女性60歳~79歳未満)
居 室 数
300室
居室面積
28.71㎡~66.52㎡(トランクルームを含む)
入居一時金
1名入居4階Aタイプ例 約2,233万円(6年契約)
月額利用料
1名入居4階Aタイプ例 101,000円(6年契約)
公式サイト
詳細については公式HPをご確認ください
https://www.unimat-activesenior.jp/

(2026年4月時点の内容です)

※このレポートの情報には細心の注意を払っておりますが、内容の正確性を保証するものではありません。
また、このレポートはケアデザインが見学した施設の情報を簡易にまとめたものであり、 これをもって当方による推薦・紹介等を意図したものではありません。