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<施設見学レポート>高齢者向け施設の見学レポート

サービス付き高齢者向け住宅

グランクレールHARUMI FLAGシニアレジデンス

 東急不動産HDグループの株式会社東急イーライフデザインは東京と神奈川で22棟のシニア向け住宅を展開している。今回は晴海フラッグ唯一のシニア住宅である「グランクレールHARUMI FLAG」の見学レポートをご紹介する。

外観(ケアデザイン室撮影)

新しい街「晴海フラッグ」唯一のシニア住宅

 「グランクレールHARUMI FLAG」は、賃貸住宅やシェアハウス・保育施設が整備され、子供からシニア世代まで多世代が集う賃貸街区「PORT VILLAGE」に晴海フラッグ唯一のシニア住宅として2024年4月に開業した。

※晴海フラッグは、東京湾を望む約18ヘクタールのエリアで、東京2020オリンピック・パラリンピックの選手村跡地を再開発して誕生した街区。住居、商業、教育、公園、交通、エネルギーなどの要素が整備された新しい街。

  • 構造・設備・居室

     「グランクレールHARUMI FLAG」は、東京2020オリンピック・パラリンピックの選手村の建物をリノベーションしており、設計時からシニア住宅への転用を計画していた。15階建 (地下1階)の1~6階、7~15階の一部が「グランクレールHARUMI FLAG」で10~15階は賃貸マンション、7~9階はシェアハウスとなっている。近くには東京BRT(JR新橋駅への直通便)や都バスのマルチモビリティステーションがあり、今後は舟運が発展予定で交通利便性は向上すると考えられる。2024年3月には「グランクレールHARUMI FLAG」から徒歩数分の場所に新しい商業施設「ららテラス HARUMI FLAG」が開業しており、都内最大級のスーパーマーケット「サミット」やメディカルモールなど、暮らしに便利な店舗が揃っている。また、街全体がバリアフリー対応のため外出しやすく、近くに晴海ふ頭公園や晴海緑道公園、地域の交流拠点「はるみらい」などが整備され住宅の外でも楽しめる環境となっている。

    グランクレールHARUMI FLAG HPより

     シニアに配慮されたマンションタイプの居室が158室用意されている。居室の広さは36.68㎡〜66.31㎡(1R、1LDK、2LDK)でお二人での入居もできる。居室には「グランクレール綱島」と同様に緊急通報ボタンが設置され、ペンダント式の緊急通報ボタンも用意されている。廊下の生活安全センサーと浴室の安否確認システムも同様に取り付けられている。眺望のよい南西向き高層階の広い居室は人気が高くほぼ完売している。ペット専用フロア(4階)を設け、追加の費用なしで小動物(犬・猫・ウサギ・鳥など)と一緒に入居できる。また、車いす対応のバリアフリー居室を12室用意している。

    居室ベッドルーム(ケアデザイン室撮影)

    居室ベッドルーム(ケアデザイン室撮影)

    居室からの眺望(ケアデザイン室撮影)

    居室キッチン(ケアデザイン室撮影)

    居室浴室(ケアデザイン室撮影)

    居室トイレ(ケアデザイン室撮影)

  • 共用部

     共有部はレストラン、大浴場、カラオケやサークル活動ができるAVルーム、プライベートダイニング、ラウンジ(バーカウンター)などを用意。ヘアサロンとトレーニングルームは「グランクレールHARUMI FLAGケアレジデンス」と共用。食事は「グランクレール綱島」と同様にタブレットによる事前予約制をとっている。バーカウンターは船内をイメージした内装で上品にまとめられ、グランクレール初のワインサーバーも設置されており、好みの銘柄のワインを楽しめる。また、グランクレールとしては初めての入退館の顔認証システムも採用しており、今後は他のグランクレールへの導入を検討していくとのこと。

    ※「グランクレールHARUMI FLAGケアレジデンス」50室は2024年6月開設予定。

    大浴場(ケアデザイン室撮影)

    レストラン(ケアデザイン室撮影)

    レストランメニュー例
    (グランクレールHARUMI FLAG HPより)

    クレールラウンジ
    (ケアデザイン室撮影)

    ワインサーバー(ケアデザイン室撮影)

    AVルーム(ケアデザイン室撮影)

    リハビリルーム(ケアデザイン室撮影)

    入退館 顔認証システム(ケアデザイン室撮影)

  • サービス・アクティビティ

     グランクレールでは4か所目となる外部の方も利用できるカルチャースクール「ホームクレール」を併設(6月から本格稼働)し、書道や日本文化史講座などの文化系プログラムと、ロコモ予防体操、リズム体操、体幹トレーニングなど運動不足を解消し健康寿命の延伸に寄与する運動系プログラムを用意する。今後は地域と連携した様々なイベントやプログラムを開催予定とのこと。また、「グランクレール綱島」に続き「グランクレールHARUMI FLAG」でも「オンライン診療(おうちの診療所)」を導入。看護師が同席することで不安を解消できると、入居者には高評価。
     介護が必要になった場合は、外部の介護サービスを利用可能。介護状態が重くなった場合は、同一建物内に開設予定の介護型「グランクレールHARUMI FLAGケアレジデンス」へ住み替えることができる。ご夫婦でご入居した際に、どちらか一方に介護が必要になっても同じ建物内で過ごせるため、最期まで安心して暮らせる。

    クレールホール
    (グランクレールHARUMI FLAG HPより)

    ホームクレールプログラム
    (ケアデザイン室撮影)

  • まとめ

     入居者の平均年齢は78歳、男女比4:6、多くの方が東京23区からの住み替えで4割が中央区からの入居。自宅と行き来されている方やまだお仕事をされている方もいる。お子さんが晴海フラッグの分譲マンションを購入し、親御さんは「グランクレールHARUMI FLAG」に住み替えて、近居される方もいるようだ。アクティブシニア向けの住まいが少ない中央区に新設のシニア住宅が開設することは稀であり、立地と新規開業という点が高評価を得ているようだ。
     馴染みの地域にも近く、お子さんからシニア世代まで多世代が集う新しい街で自分らしい暮らしを送りたいシニアにとって魅力的な住まいといえる。

【施設概要】

住  所
東京都中央区晴海五丁目3番4号
最 寄 駅
都営大江戸線「勝どき」駅より徒歩17分
種  別
サービス付き高齢者向け住宅
事業主体
株式会社東急イーライフデザイン
入居要件
原則60歳以上、自立
居 室 数
158戸
居室面積
336.68㎡〜66.31㎡(1R、1LDK、2LDK)
入居金
[入居金方式] 26,400,000円~174,960,000円
[月払い方式] 敷金 660,000円~1,620,000円※家賃の3ヶ月分
月額利用料
[入居金方式]
180,000円 (管理費:70,000円、サービス費: 110,000円)+食費(喫食分)
※3食30日喫食時の食費70,950円
[月払い方式]
180,000円 (管理費:70,000円、サービス費: 110,000円)+家賃(居室により異なる) +食費(喫食分)
公式サイト
詳細については公式HPをご確認ください
https://www.grancreer.com/harumiflag/

(2024年5月時点の内容です)

※このレポートの情報には細心の注意を払っておりますが、内容の正確性を保証するものではありません。
また、このレポートはケアデザインが見学した施設の情報を簡易にまとめたものであり、 これをもって当方による推薦・紹介等を意図したものではありません。