居室

居室

　共用部には、天然温泉をひいた大浴場、カラオケパーティルーム、娯楽室、ビリヤード場、ブックラウンジなど、シニアライフを楽しむための施設が多数用意されている。いずれも利用料は管理費に含まれており、無料で使用することができる。
　館内にはダイニング＆レストランがあるため、自炊が面倒という人はここで3食の食事を摂ることもできる。朝食は、和食と洋食、夕食は、肉料理と魚料理から選択することができる。メニューは、管理栄養士が作っており、減塩食や介護食などにも対応している。費用は、1日3食・30日の喫食で49,200円（朝380円、昼580円、夕680円）。2日前までに予約が必要だ。
　ダイニング＆レストランの隣には、外部の人も利用できるイタリアンレストラン「Ristorante Rocco」がある。シニア向け分譲マンションのように元気な方が多く暮らす住まいでは、自炊や外出先での食事が多くなるため、入居者だけではレストランの運営が厳しい。そこで、デュオセーヌつくばみらいでは、外部にも開放されたレストランを併設し、多くの人に利用してもらうことで、レストランの固定費負担の軽減と採算アップを図っている。
　このイタリアンレストランは地元の人にも人気で、週末は予約でいっぱいとなる。入居者と地域住民との交流の場としての役割も大きい。

浴室・キッチン

洗面台・緊急通報ボタン

　居室はバリアフリーで、室内のドアは全て引き戸となっている。トイレや浴室には手すり、玄関には靴の着脱に便利なベンチ、キッチンでは火を使わないIHクッキングヒーターを採用する等、高齢期を安心・安全に過ごすための様々な工夫がなされている。また、居室、トイレ、浴室には緊急通報ボタンが設置されており、万が一の際は、スタッフがいつでも駆け付ける。トイレ手前の天井には12時間以上利用がないと異常を知らせるライフセンサーも標準装備されているので、もしもの時の安心感も高い。

サービス体制 ※デュオセーヌつくばみらいHPより

サービス体制 ※デュオセーヌつくばみらいHPより

　ソフト面では、コンシェルジュが24時間常駐し、入居者の暮らしをサポートしている。さらに、看護師もしくはヘルパーが24時間体制で常駐しているため、日々の健康管理や健康相談、緊急時の対応なども受けることもできる。

　介護が必要になった場合は、一般のマンションと同じように介護保険の事業所と契約をしてサービスを利用することになるが、館内に介護保険の指定を受けた「居宅介護支援事業所」、「訪問介護事業所」、「訪問看護事業所」が併設されているため、入居者が気軽に相談・利用しやすい環境となっている。また、認知症診療で実績のある「みらい平クリニック」をはじめ、近隣の医療機関とも提携しているので、病院の紹介や訪問診療を受けることも可能だ。これらのサービスラインナップは、住宅型有料老人ホームに近い体制と言える。
　元気な方向けのサービスだけでなく、介護や医療が必要になった時に生活を支えてくれるサービス体制までをも整備している点が、デュオセーヌつくばみらいの最大の特徴と言えるだろう。

　入居条件は、要介護認定の有無にかかわらず身の回りのことが自分でできる50歳以上の人となっている。夫婦や親子で入居した場合は、どちらか一方がサポートできれば、介護が必要な方でも入居可能となる。

　現在、入居者は200名で、平均年齢は73歳。夫婦での入居が最も多く55%、単身が40%、その他、親子での入居もいるようだ。要介護認定を受けている人も13名いる。
　前住地は東京が30％、茨城・千葉・埼玉が各々約20％、神奈川がそれに続いており、地元以外からの入居が多いのも特徴だ。