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情報ひろば Webレポート「マイ ケアデザイン」
アクティブシニア向け住宅「スマートコミュニティ稲毛」 まとめ

 リタイアした元気なシニアが充実したセカンドライフを送るための「アクティブシニアタウン」。日本にも美奈宜の杜(福岡県朝倉市)などの先行事例があるが、まだまだなじみが薄いのが現状だ。

 アメリカ人は、仕事をリタイアした後は新たな土地に移住し、新たなコミュニティに入っていくという生活スタイルを好む。「ハッピーリタイヤメント」と呼ばれ、さまざまなアクティビティを満喫しながら、活き活きと暮らす人が多い。それに対し、日本人は、リタイア後も今までのコミュニティに身を置くことが多く、歳を重ねるにつれ、付き合いの幅や行動範囲がどんどん狭くなり、単調で充実感のない生活、孤独な毎日を過ごすシニアの方が増えてはいないだろうか。住み替えには消極的で、人生を楽しむためではなく、介護の心配が高まってからあわてて施設を探すというケースが圧倒的に多いのが現状だ。
 「スマートコミュニティ稲毛」は、日本のシニアに向けて提案する新しいライフスタイルの形の一つと言えるだろう。

 しかし、日本に馴染みが薄いこともあり、入居募集から2年で、163組(215人)の入居に留まっており、コミュニティの活性化や採算面からも入居者の増大が望まれる。最近では、テレビでも注目の施設として紹介されることが増え、反響を呼んでいるそうであり、今後、入居者がスムーズに増えることが期待される。

 将来介護が必要になった場合の不安も残る。介護が必要になった時に備え、クラブハウス内に居宅介護支援事業所と訪問介護事業所の設立を行い、介護度が重くなった時には、提携施設を紹介するが、住み替えも視野に入れなくてはならないことを含め、入居前に十分検討する必要がある。

 分譲マンションは、権利形態が利用権方式と違い区分所有権なので、子供に相続させたり譲渡や売却が可能であり、資産形成の面でも有利である。
 しかし、コミュニティ入会がセットになったマンションであるために、将来転売時には、「ハード」としてのマンションに加え、コミュニティの「ソフト」価値も重要な購入判断の要素となるため、入居者と事業者による魅力的なコミュニティ運営が重要である。

 日本における本格的なシニアタウンの形成は、始まったばかりだ。 「スマートコミュニティ稲毛」は、今後、日本型シニアタウンが開発されていくうえでのモデルとなることは間違いない。
 今後、どのような発展、変化を遂げるのか、目が離せない存在だ。

(2012年6月時点の内容です)

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そば打ち(スマートコミュニティ提供)

そば打ち(スマートコミュニティ提供)

ヨガ(スマートコミュニティ提供)

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ゴルフレッスン(スマートコミュニティ提供)

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※ このレポートの情報には細心の注意を払っておりますが、内容の正確性を保証するものではありません。
また、このレポートはケアデザインが見学した施設の情報を簡易にまとめたものであり、これをもって当方による推薦・紹介等を意図したものではありません。



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