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大切な人の介護
サポートスタイル 支える心得 01-介護は、突然やってくる!?

 気は若くても身体は正直。65歳以上のシニア世代になると、加齢による身体機能の低下がすでに始まっています。「まだまだ元気だから大丈夫」なんて安心していたら、突然、思いもしなかった病気や事故に見舞われることもあるはずです。また、階段の上り下りが大変になったり、記憶力が低下したりするなど少しずつ体が変化し、日常生活に不自由が生じることで誰かの手が必要となります。
 大切な人に介護が必要になった時、戸惑うことがないように、日頃から準備をしておくことが大切です。

02-要介護状態になる原因とは?

 介護が必要となる主な原因は人それぞれですが、厚生労働省が発表した統計データによると、

  • ● 脳血管疾患(脳卒中) ・・・ 18.5%
  • ● 認知症 ・・・・・・・・・・・・・・・ 15.8%
  • ● 高齢による衰弱 ・・・・・・・・ 13.4%
  • ● 骨折・転倒 ・・・・・・・・・・・・・ 11.8%
  • ● 関節疾患 ・・・・・・・・・・・・ 10.9%
      出典:厚生労働省「国民生活基礎調査」(平成25年)

 が上位5位となっています。

こうした原因で、食事、入浴、トイレ、歩行といった日常生活で介護が必要になった時、 利用できるのが介護サービスです。

03-家族に介護が必要になる前に準備しておきたいこと

 いざ介護が必要になった時に的確な対応を行うには、介護状態になるまでの経緯や生活習慣を把握しておくことが望まれます。ご両親や家族とコミュニケーションをとり、毎日どのように過ごしているのか日々の生活を観察しましょう。「朝は何時に起きているのか?」、「食事は3食摂っているのか?」、「入浴や就寝時間は?」など暮らしのリズムや交友関係などの情報があると、介護体制をスムーズに整えることができます。
 次に、医療・健康面の情報も大切です。「通院はしているのか?」「薬の服用の有無は?」「持病の状況は?」などの情報は不可欠です。常日頃から、ご両親や家族の病歴(既往歴)や飲んでいる薬、かかりつけ医などを記録しておくと安心です。

 また、認知の状況(もの忘れや記憶力の低下など)や自宅の住環境(段差などの危険箇所の有無)の確認も忘れずに行いましょう。

04-介護が必要になった時

 要介護者の心身の状態(障害や麻痺の有無、日常生活での不便など)や住まいの状況、家族の要望などを確認し、必要な情報を整理しましょう。
 家族で介護のプロジェクトチームをつくり、キーパーソンを決め、今後必要な準備やそれぞれの役割分担(食事・買い物のサポート、通院の送迎、費用負担など)について確認します。

相談窓口 05-介護サービスを受けるためには、何が必要?
介護保険サービス

 在宅介護をサポートしてくれるサービスとして、介護保険制度があります。制度を利用するためには“要介護認定の申請”が必要です。お住まいの市区町村にある介護保険の窓口や介護認定申請の代行も行っている「地域包括支援センター」に相談しましょう。
 介護保険制度には在宅サービスと施設サービスがあります。1〜5までの要介護度(それより軽度なものとして要支援1〜2もある)によって、介護サービス費の支給限度額(1ヶ月に利用できるサービス量)や、受けられる介護サービスが決まります。


その他の在宅サービス

 食事の宅配や見守りサービスなど自治体が独自に実施している福祉サービスや、NPO法人や民間企業が提供しているサービスがあります。必要に応じて、活用しましょう。

※サービスの詳細や種類については支えるサービス早わかりをご参照ください。
介護保険サービスなどを提供する事業者の情報は各自治体で発信しています。お住まいの地域の市区町村、介護保険等の窓口へ気軽に相談してください。
“一人で頑張りすぎない”ために、在宅サービスを上手に組み合わせましょう。支えられる人にも、支える人にもケアが必要です。


06-介護がはじまったら、頑張る人へ、頑張らない介護を!

 介護を上手に続けて行くコツがあるとすれば、それは“一人で頑張りすぎない”こと。意気込んで無理をして悩みを一人で抱えこんでしまうと、日々の介護に追い詰められてしまう可能性もあります。 
 終わりの見えない介護生活を乗り切っていくためには、介護を行う人が健康でなければいけません。介護保険などの在宅サービスをフル活用し、自分の時間を作って心身ともにリフレッシュしましょう。

 高齢者人口の増大とともに、介護は誰もが直面する問題となっています。加速する超高齢社会に対応すべく、介護を社会全体で支える介護保険の制度だけでなく、高齢者本人やご家族から寄せられた介護相談に応じる支援機関が市町村に設けられるケースも増えてきました。
 また、介護者同士で、介護の悩み・不安・達成感・やり甲斐などを共有できるコミュニティサイトも生まれています。交流を通じて、介護者の孤独感が解消されることもあるでしょう。介護を取り巻く環境は向上しつつあるといえます。

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SUPPORT STYLE
  • 支える心得
    • 1┃介護は、突然やってくる!?
    • 2┃要介護状態になる原因とは?
    • 3┃家族に介護が必要になる前に準備しておきたいこと
    • 4┃介護が必要になった時
    • 5┃介護サービスを受けるためには、何が必要?
    • 6┃介護がはじまったら、頑張る人へ、頑張らない介護を!
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