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ケアデザインプラザ

  施設情報 「高齢者専用賃貸住宅 ココチケア」
2007年10月26日


もみの樹・杉並


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物件名 高齢者専用賃貸住宅 ココチケア
種類 高齢者専用賃貸住宅
入居要件 60歳以上、自立から要介護の誰でも
開設年月 2007年4月
所在地 住所 〒124-0023 葛飾区東新小岩8-8-11
交通

JR「新小岩駅」北口より徒歩20分

建物概要 敷地面積 763.27m2 (230.89坪)
延床面積 1,485m2 (499.21坪)
土地建物 鉄筋コンクリート造地上4階建 新築
併設施設 クリニック・訪問看護ステーション・デイサービス・訪問介護ステーション
事業主 会社名 株式会社ココチケア
主要株主 明正メディカルグループ(葛飾区内・墨田区内にクリニック3ヶ所)
業務内容 高齢者専用賃貸住宅の運営
医療機関の支援業務:メディケア訪問マッサージ・訪問看護
介護事業の支援業務:居宅介護支援事業・デイサービス・グループホーム・訪問介護事業を運営
居室 室数(定員) 30室・30人
居室面積 18m2
緊急通報・
安否確認
居室ベッド横とトイレに緊急通報ボタン設置
費用 入居一時金 敷金、礼金各家賃の1ヶ月分
月額費用

145,000〜155,000円(家賃75,000〜85,000+管理費20,000+共益費15,000+光熱費15,000+食費20,000)
*食事はグループホームと同様の調理事業者に委託。
光熱費・食費は精算金もどる 別途医療費、介護保険1割負担額
*短期入居は賃貸契約で1日からの日割り額の負担で利用できる。

ホームページ http://www.cocoticare.com/



  COCOTICARE(ココチケア)は、明正メディカルグループの医療・看護・介護の連携サービスが得られる高齢者専用賃貸住宅である。館内には2006年の医療法改正で新設された住宅療養支援診療所と介護保険事業所を併設して、在宅介護サービスだけでなく医療処置を必要とする高齢者のニーズに応えられる賃貸住宅を創設した。徒歩圏には、明正メディカルグループの医療機関や介護保険事業所があり、必要に応じて個別の支援サービスに組み込まれ、さらにはリラクゼーションやマッサージまで提供する。

在宅療養支援診療所とは、在宅で生活する患者からの連絡を受けて24時間体制で往診や訪問看護が可能な体制を整えた診療所。往診担当医の氏名を文書で患者の家族に提供するなどの条件を整えることが必要である。自宅でのターミナルケアや慢性疾患の療養等への対応が期待されている。

  事業主の株式会社ココチケアは明正メディカルグループが高齢者専用賃貸住宅事業の運営や医療機関の支援業務、介護保険事業所の運営のために設立した法人。
医療法人社団協会の理事でもある医療法人社団明正会の近藤正明理事長に取材した。

今後、医療制度により、これからますます病院の入院日数は短くなり、30日から10日以内の退院が普通になる日も遠くない。
療養型病床削減(全国38万床のうち2011年には6割削減)にともない、病院が生き残るには、老人保健施設や在宅診療・訪問看護を受けられる住宅への転換であろう。在宅診療と高齢者専用賃貸住宅を組み合わせれば看取りまで可能になる。

医療法人社団明正会
近藤正明理事長
  年金収入の高齢者でも安心して最後を迎えられる住宅が必要だ。
医療・介護依存度の高い患者にとってDRGによるDPCの包括評価支払い方式は良いシステムであり、ココチケアでは介護保険外サービスを個別プランにより提供する費用について、「帯サービス」と称して月額1万円から3万円の包括的支払い方式をとっている。
   
DRG(Diagnosis Related Group)とは、国際疾病分類で1万以上ある病名コードや処置・手術コードをマンパワー、医薬品、診療材料などの医療資源の必要度という観点から、統計上意味のある患者グループに整理・分類した方法のこと。
DPC(Diagnosis Procedure Combination)とは、患者の病名や症状をもとに、厚生労働省から定められた1日当たりの診断群(投薬、注射、処置、入院料等)分類点数をもとに医療費を計算する会計方式。
 


 
建物は外館内装とも学生療を思わせる物で、敷地にゆとりもないため庭や植栽はない。


  「高齢者専用賃貸住宅」は有料老人ホームのように生活のいろいろな場面でスタッフとのコミュニケーションがあるわけではないので、賃貸住宅として“自由空間”であり、必要に応じて対応するスタッフが館内にいる安心があり、入居者と家族はいい関係が維持できる。
家族の介護負担は軽減し、スタッフであるプロが入居者のライフパターンや家族の希望にあわせた身体介護や家事援助をサービスするべきと断言する。

ココチケアは開設6ヶ月の現在、入居者22名(男女比4:6)になっている。
都内の医療機関からの紹介はあるが、これまで近隣周辺エリアからの入居につながっていない。
意識が低いのか経済的な理由かと、残念な様子だ。

入居者の内訳は、葛飾区、江戸川区の全域からがほとんどで、平均年齢は80歳、平均介護度は3.5で、症状としては、胃ろう、高次脳機能障害、難病など、車椅子利用生活者が半数おり、ターミナルケアの2名などの在宅が難しい人である。
所得としては老齢年金だけでは賄えないため貯蓄の取り崩しや自宅売却のケースもあるという。

ココチケアには薬局がなく、薬に関しては居宅管理指導で投薬している。
スペース確保したもののカフェ(定食&喫茶)を設けていないので食事サービスを安価で提供(業務委託)してはいるが、入居者や外来者のコミュニティの場としてのカフェもあればよいと思う。

今後は同様の不動産活用ニーズがあれば検討するという。
ココチケア事業を運営受託するか、運営マニュアルをもって開設コンサルティングも考えている。
まずは医療法人向けに「高齢者専用賃貸住宅とは」のセミナー開催をしたいと考えている。

以上、今後の展開に前向きの発言だった。






(1) 在宅療養支援診察所と介護保険施設を併設。

(2) 個別プランの生活支援サービスは「帯サービス」として料金設定





  JR「新小岩」駅より徒歩20分。
中川を渡る平和橋のたもとの傾斜地に立地して、前面は 幹線道路で交通量が多い。
近隣は、神社、寺院が多い下町情緒ある街並みで、中川沿いの散歩や買い物、地域の行事に参加したりと、普通の暮らしが出来る。





4階
居室9室
3階
ファミリーラウンジ・ヒーリングルーム・居室11室
2階
エントランス・ファミリーラウンジ・共有キッチン・訪問介護ステーション・居室10室
1階
クリニック・デイサービス・訪問看護ステーション


 
スタッフルーム・相談窓口
 
エントランス・エレベーター前

 
ファミリーラウンジ・ソファーコーナー
 
ダイニングコーナー・大型TV

 
配食サービスの厨房にあたる
 
共用浴室


 
洗濯室
 
共同浴室

 
廊下
 
談話コーナー







 
介護ベッド・緊急通報ボタン
 
洗面台と温水洗浄型トイレ

 
居室から中川を臨む 
 
平和橋交差点







(1)
管理費内は電話や郵便物の取り次ぎ、保守点検手配、共有スペースの清掃、夜間宿直などのサービスに当てる。
(2)
生活や健康相談はMSW(メディカル・ソーシャルワーカー)が対応。
入居相談から対応しているのでコミュニケーションが取れている。
(3)
介護保険外の生活支援は「帯サービス」として1万円〜3万円/月で清掃・見守り・配下膳・散歩付き添い・移動介助などの個別プランによるサポートを実施。
(4)
夜間は館内にある協力医療機関である大高在宅ケアクリニックの夜勤の看護師が緊急時の判断・対応を行う。
(5)
(株)ココチケアが「メディケア訪問マッサージ」を近隣で運営、医療保険適用でマッサージ治療を3階のヒーリングルームで受けられる。
(6)
ヒーリングルームでは「ココチケア」勤務の看護師が技術をもって、フットセラピー、アロマセラピーを希望者に施術している。
(7)
デイサービスの利用では、個別の機能訓練と、レクリエーションを兼ねた精神リハビリ、地域の人々との交流で社会参加効果が得られる。
(8)
協力医療機関として明正メディカルグループは、訪問診療、訪問看護・リハビリテーションや通院送迎、入院先医療機関の紹介、希望があればターミナルケアを行う。


<協力機関>
医療法人社団
明正会大高在宅
ケアクリニック
内科・外科、訪問診療
医師は9:00AMから9:00PMまでクリニックに滞在
東新小岩クリニック 総合診療科・内科・外科・整形外科・皮膚科・理学療法科・レーザー治療(慢性的症状の緩和)、外来と訪問診療
墨田クリニック 内科、外来と訪問診療
医療法人社団
直和会 平成立石病院
内科・外科・整形外科・脳神経外科・泌尿器・消化器・循環器・肛門科・呼吸器・呼吸器外科・リハビリテーション・麻酔科
入院病床180床(救急・急性期型)
医療法人社団
嬉泉会 嬉泉病院
1973年透析黎明期より人工透析





(1)
高齢者専用賃貸住宅単体では高齢者単身の暮らしの不安解消には繋がらず、医療・介護サービスの提携がある場合でもサポート内容が限られているのが現状だが、ココチケアでは、医療法人グループが運営、併設サービス提携だけでなく、「メディケア訪問マッサージ」など、周辺の同グループ運営の医療・介護・健康サービスの連携がえられることは、本人および家族にとって高い安心である。
(2)
医療法人明正会の近藤正明理事長は、医療・生活支援サービスを高齢者の日常に取り入れる利点を、医療法人に広げたいと考えている。超高齢社会において在院日数の短縮対策にもなるであろう。
(3)
交通便としては、バス利用だが、周辺行政区在住や、地縁ある家族であれば気軽に訪ねやすい立地かもしれない。
(4)
建物内環境は一応確保されているものの、居室はトイレと洗面台にベッドルームで、自立者にとっては洗濯機、冷蔵庫の設備と、ベッドとは別の寛ぎ環境がほしいであろう。
(5)
サービス
1) MSWもしくはケアマネジャーが相談にあたること
2) 帯サービスにより介護保険サービス外のADLレベルに合わせた生活サポートが受けられる
3) 緊急時24時間体制の医療に繋ぐことができる
以上は高齢者の住宅ではレベルの高いサービスといえる。




 

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■ 2006年7月20日 訪問 ■

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[ご注意]
このレポートの情報には細心の注意を払っておりますが、内容の正確性を保証する ものではありません。
このレポートは、累計数百に及ぶ実地調査済み施設のうち、2006年4月以降調査した 物件をランダムかつ簡易に紹介しているものであり、当方による推薦等を意図した ものではありません。

 
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