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遠方の老親が心配。
遠方に80代の両親が二人で生活しています。父は心臓、母は膝の病気がありますが、今までは二人でなんとか日常生活を送っていました。ところが、近頃は、家の中で何度か転びそうになったり、部屋がとてもちらかるようになりました。要介護認定では両親とも「自立」でしたが、老親二人だけの生活では不安です。どんな対策をとったらよいでしょうか?
川上由里子 ケアマネジャー

社会全体の高齢化が進むとともに、高齢者世帯が増加しています。
そのため離れて暮らしているご両親を心配し、支援策を探している方も少なくありませんが、介護保険以外に高齢者が利用できるサービスのあることは、あまりご存知ないようです。

ケアデザインプラザでは、介護が必要な状態でないにしろ、少しずつ日常生活に不便が生じ始めているという方たちへのアドバイスも行っています。
今回のご相談には次のうような三つのサービス利用を提案しました。


(1)
炊事や掃除は、低料金で利用できるNPOのホームヘルプサービスで家事援助を。
(2)
緊急通報装置を設置し、さらに定期的に電話で様子を伺う民間サービスを利用して、緊急時にもすぐに対応。
(3)
市区町村の「住宅改修予防給付」を利用して、住まいの手すり・段差解消スロープ等を取り付けるなど、転倒防止対策を。

サービスを選ぶ際には、まず現状をよく把握しましょう。
例えば「家で転ぶ」のは「足腰が弱っているから」なのか、「段差が多いから」なのか、原因を知ることで適切なサービスが受けられます。
そして、ご両親が元気なうちから、ご本人が介護サービス利用をどう考えていらっしゃるのかを話し合っておきましょう。またお住まいの地域の高齢者サービス情報を収集することも、必要な準備ではないでしょうか。



自立高齢者サービス <こんな時こんなサービスが利用できます>
緊急時の
対応が不安
■緊急通報サービス・火災自動通報システム
 (自宅で発信機を使って通報する)
家事が負担
■ホームヘルプサービス
■介護食品(食べやすく調理された食品)の利用
■配食サービス(定期的に食事を届けてくれる)
外出の機会
が欲しい
■ミニデイサービス(寝たきり・閉じこもり予防)
■移送サービス(福祉タクシー)
■バリアフリー旅館・ホテルの利用)
住宅の改修
がしたい
■改修費の助成
※各自治体により内容が異なります。
自宅で
生活は不安
■有料老人ホーム、ケアハウス、
 グループリビングなどへの住み替え
※サービス提供は、市区町村・民間サービス・ボランティア・NPOなどが行っています。利用の際には、役所の窓口やケアマネジャーに相談するとよいでしょう。

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